楽天カードマンのCMでお馴染みの楽天カードは楽天系列のサービスを使うとポイント還元率が高いのが特徴。
利用者数も多く、2020年6月にはカード会員数が2,000万人を突破し、取引額も年間11兆円に到達(2020年度通期1月~12月)したと発表し、破竹の勢いで利用者数を増やし続けるカードです。
利用者の満足度も高く2020年度日本版顧客満足度指数調査のクレジットカード業種にて12年連続1位を獲得した、言うなればクレジットカードユーザーの登竜門的存在。
初めてクレジットカードを利用するという方から楽天のポイント還元を受けるために発行する方など幅広い層に支持されています。
そんな楽天カードですが、入会するために審査を通らなくてはなりません。そこで本記事では楽天カードの審査を通過する為のコツや、カードの特徴、ポイント還元率、付帯する保証内容などについて詳しくまとめました。
是非する前にお読みください。
楽天カードの審査は甘い?審査基準や通りやすい方の特徴
楽天カードが人気のある理由は、審査申し込みのハードルが低めに設定されているのも人気のひとつです。
申し込み資格は満18歳以上というだけで、高校生は除外されますが満18歳以上であれば、年収や貯蓄額の下限もなく誰でも申し込めます。
高校生でなければ、未成年の学生でもカードが発行で、楽天カードは、学生だけが持てる「楽天カードアカデミー」というカードを発行しています。
学生向けのカードも発行していることから、収入が少ない方でもカードが発行できることがわかります。
ただし、学生の申し込みは親の同意が必須です。楽天カードから直接親へ確認の連絡がいくようになっており、同意が得られて初めてカードが発行されます。
また、学生の他に、専業主婦も申し込みができます。電話にて調査を行ったところ、実際にカードを発行されている方もいます。
(2021年2月6日15時36分楽天カードコンタクトセンターへの問い合わせにて確認)
また、年金受給者も申し込み可能で、収入が少ない方でも申し込みを行えます。
申し込みはネットなら24時間365日いつでも受付してもらえる
楽天カードの申し込み方法は非常にシンプルで、パソコンやスマートフォンを使ってインターネットで申し込みを行います。
契約時に必要なものは、通帳かキャッシュカードと本人確認書類があれば問題ありません。
通帳もしくはキャッシュカードはカード利用額の引き落とし口座を登録する際に、口座番号を確認するためだけに使います。
本人確認書類は、カードが郵送で届く際に、本人確認をするために使います。
収入や貯蓄額を証明するために、提出する書類はありません。
収入額や預貯金額は全て自己申告で申請し、その内容が審査の対象となります。
審査結果がわかるのは最短30分から3日程度
審査結果が早く出るのも楽天カードの特徴です。
申し込みの混み具合によって時間がかかることもありますが、通常は、早ければ30分で結果が出ます。電話で調査したところ、長く時間がかかったとしても3日程度でわかるとのことでした。
(2021年2月6日15時36分楽天カードコンタクトセンターへの問い合わせにて確認)
申し込み後からカードが郵送されるまでの期間を合わせると、1週間~10日になるので、利用開始には時間が掛かりますが、楽天カードは、審査を申し込んでから結果が出るのがとても早いの特徴です。
楽天カードは年会費が永年無料!特徴をまとめてみました
楽天カードは、入会費や年会費が永年無料で利用することが出来ます。ただ、利用せず持っているだけという場合であっても費用がかかることはありません。
主な特徴は以下の通りです。
楽天系列のサービスをよく利用する方にとって、楽天カードは非常に便利で、ラクマや楽天市場の利用でポイントが16倍から20倍になる場合(※)もあります。
※【終了済みキャンペーン】PRTimes|2020年10月11日(日)12:00から 2020年10月25日(日)23:59までの期間中に、キャンペーンページにてエントリーし、「楽天カード」を利用して楽天「ラクマ」で商品を決済したユーザーを対象に、「楽天ポイント」が通常(注1)の20倍付与されます(注2)。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001320.000005889.html
楽天カードは引き落とし口座を楽天銀行にするとポイント倍増
楽天カードを使用すると楽天ポイントが貯まりますが、カードの引き落とし口座を楽天銀行口座に設定しておくと、一部の還元されるポイントが倍増されます。
楽天カードの支払い口座を楽天銀行の口座に設定しておき、楽天モバイル、ラクマや楽天ひかりを楽天カードで支払うよう設定すると、楽天市場での支払い金額のポイント加算が増えます。
出典詳細:SPU|スーパーポイントアッププログラム
【計算例】
上記のサービスを利用中は、楽天市場での購入にかかるポイントがそれぞれ加算されます。
楽天モバイルの支払い100円につき1ポイント。楽天モバイルで税込3,278円の支払いがあった場合、毎月32ポイント加算。
32ポイント×12カ月=384ポイント
楽天市場での購入代金の1%が楽天ポイントとして加算。
楽天モバイル・楽天カードを所有し、楽天カードの引き落としを楽天銀行口座にしていた場合のポイント料率は以下の通り。
1%+1%+2%+1%=5%
この場合、楽天市場での購入金額の5%が楽天ポイントとしてゲットできます。この条件で考えると10,000円の商品を購入した場合500ポイントが加算されます。
さらに、ショップによって追加で加算されるポイント料率、5と0のつく日のポイントアップを活用するとさらに多くのポイントが加算されます。
全店ポイント2倍+期間限定ポイント5倍+5と0のつく日ポイント2倍を合わせて、上記の例の通り10,000円の商品を購入すると
5%+2%+5%+2%=14%
のポイント料率となり、単純計算で10,000円×0.14=1,400ポイントが貯まることになります。この貯め方を毎月実行できた場合は年間で1,400ポイント×12カ月=16,800ポイントを貯められる計算になります。
ポイントアップキャンペーンは毎月開催されていないため、ここまでのポイント率にできる事例は少ないですが、それでも十分お得にポイントを貯められます。
もし、1カ月の購入金額が100,000円だった場合、上記と同じ条件であれば、年間168,000ポイント(168,000円)分がお得になる計算になります。
細かな条件はあるものの、基本的に楽天系列のサービスを、楽天カードや楽天銀行を紐付けて使用すればポイントが加算されるというシンプルな仕組みです。
楽天カードを利用する一番のメリットはこのポイント加算が大量にある点で、それ以外の天に関してはごく一般的なクレジットカードです。
ただし、ポイント加算条件、キャンペーン期間などのすべてを把握しにくいため、ポイント加算されると思っていても、実際にはポイント加算されない場合もありますので、事前に注意が必要です。
家族カードは最大5枚まで!年会費無料で利用できます
クレジットカードは、家族カードというものがあり、配偶者の方やお子さん専用のカードを作ることが出来ます。
家族カードを作る場合は年会費が発生するところも多いですが楽天カードの場合は永年無料で利用できますし、最大5枚発行することができます。
主な特徴は以下の通り。
一般的には、家族カードを利用するには追加料金や年会費がかかりますが、楽天カードでは追加の出費なく、家族カードを発行できます。
ここで例を挙げてみると、本カード会員(妻)の利用可能額が100万円だった場合。
このような用途で複数枚のカードを発行することができます。上記の構成では4人の利用合計金額が100万円を超えない範囲で利用可能です。
※ただし、家族カードに設定した場合は、家族それぞれにカードを使用して出費が増えるため、毎月の支払い金額も増えます。家族間での情報共有や連携が必要な上に、十分な収入がそれぞれにないと本カード会員にのみ負担がかかりすぎる可能性があります。
※家族や本人の審査によっては家族カードが発行できない場合もあります。
※U-NEXT・NetflixなどのVODやマンガアプリ、AmazonPrimeなどのサブスク系のサービスを利用する場合は、家族内で重複契約しないように情報連携しましょう。
ETCカードは年会費税込550円だが、通行料金100円につき1ポイント還元
楽天カードは、ETCカードも発行可能で条件は以下の通り。
ETCカードの年会費として、税込550円はお得です。
通行料金100円につき1ポイント加算されるため、例を挙げると東京から名古屋に普通自動車で高速道路を使用して移動する場合には、片道7,220円の高速料金(2021年2月時点)がかかります。
この場合、100円で1ポイント加算されるため、72ポイントの楽天ポイントを入手できます。
毎月1回、この経路を往復で利用する場合には、年間で72ポイント×2(往路・復路)×12(カ月)=1728ポイントを入手できる計算になります。
もし、この経路にかかる料金を事業経費で落とせる場合には、その分お得にポイントを貯められます。
※高速料金参考:NAVITIME
楽天カードは一般的な保証とセキュリティ機能が自動付帯
楽天カードは、年会費無料ですが、持っているだけでクレジットカードとして一般的な補償とセキュリティ機能がついています。
これらのクレジットカード付帯のサービスやセキュリティがあり、各自でも気をつけて使用していれば不正利用などのほとんどは防げるでしょう。
最大2,000万円の保証!海外旅行傷害保険が自動付帯
通常の楽天カードの海外旅行傷害保険の保険内容と金額は以下の通りです。
より詳細な内容については、上記ページを各自参照下さい。
請求に必要な書類などもよく確認し、万が一への備えとして十分かどうか見極めて利用して下さい。
カードの紛失や盗難後の不正利用に対し一定の被害額
楽天カードでは、盗難保険を付帯してあって、カードの紛失・盗難後に不正利用され、楽天側がその連絡を受けた日から60日前以降の一定の被害額が免除される仕組みがあります。
参考:カード盗難保険の申請手続きについて
参考:楽天カード会員規約
事前に楽天カードの盗難保険に加入してあり、事案発生後、自身で紛失・盗難専用ダイヤルなどに連絡をして、確認が取れ次第免除となります。
不正利用などのリスクを少しでも下げたい場合は、楽天カードで1日、または、1回に使用できる上限金額を低めに設定するなどしましょう。
どんなクレジットカードでも気をつけることは同じですが、怪しいお店や信用できないショップではクレジットカード決済をしないようにしましょう。
Amazonや楽天市場のアカウントIDとパスワードは予測されないものにし、不正ログインされないような工夫が必要です。
また、楽天カードアプリのログインID・パスワードもほかで使用しているものは避け、推測されないものを設定しましょう。
2段階認証なども導入し、セキュリティ向上に努めましょう。
根本的な対策として、自己管理を厳重にし、クレジットカードを盗難されないような所に保管する必要があります。
お財布そのものを雑に扱わない他、荷物や財布そのものが盗まれないように、また、紛失しないようにしっかり管理しましょう。
急いでいない場合は先に楽天銀行の口座開設をしておくとスムーズかつお得
楽天カード・クレジットカードを入手するまでの過程・必要書類は他の多くのクレジットカードの申込み手続きと同じです。
楽天銀行口座開設+楽天カード発行
を同時に行う感覚で手続きを進めましょう。楽天カードの一番のメリットを享受するには、楽天カードの支払先口座を楽天銀行口座に設定する必要があります。この機会に楽天銀行の口座開設も行いましょう。
既に楽天銀行の口座を持っている方は、楽天カードの申込み手続きに進みましょう。運転免許証などの本人確認書類の控えがあれば申し込みがスムーズにできます。
※審査結果によってはクレジットカードを発行できない、または、利用可能額が低く設定される可能性があります。
ネット上の取引やコンビニATMでの利用に便利な楽天銀行と楽天カードの特徴、ポイント還元率、補償内容などをまとめて分かりやすく解説したページです。注意事項やリスクについてもカード発行前にご確認ください。